保育料の寡婦控除をみなし適用を実施!

山下ふみこ

2012年03月30日 00:01

今朝の新聞に、保育料の寡婦控除のみなし適用を4月から実施するという。



この2月議会の一般質問で「未婚の親への保育料寡婦控除適用について」質問をした経緯がある。


その時は、夫や妻と死別や離婚したひとり親家庭に受けられる「寡婦控除」を、未婚のシングルマザー、シングルファザーには認められず、婚姻のあるなしで生じる不利益は是正すべきという質問をした。


保育料は前年度の所得税額に応じて変わるが、ひとり親家庭でも婚姻のあるなしで保育料に差が出ていた。


所得税法上では寡婦とみなされない未婚の親を、所得控除を適用されたとみなして課税額を算定し、、保育料を減額すべきという私の質問に、市は「未婚のひとり親でも寡婦控除を受けたとみなして、保育料を算定し、差額を減免する」と答弁。


国の制度の問題や矛盾点を、基礎自治体から問題解決の一石を投じていくことは大事なことであり、今回の素早い対応を評価したいと思う。


対象者は8人で、保育料の減額は100万円ぐらいを見込んでいるという。1家庭あたり、約10万円が減額されるという状況でしょうか。


「寡婦控除」:夫や妻と死別や離婚した人が子どもを育てている場合に一定の所得控除が受けられる国の制度


 


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