議員の勉強会

山下ふみこ

2012年01月31日 03:00

 29,30日と丸2日間、議員の勉強会に行く。


29日は全国フェミニスト議員連盟女性議員パワーアップ講座が江東区民センターで開催。九州から宮城県までの女性たち50名が9時半からの講義に参加した。


政党にとらわれない無所属議員が大半。やはり女性ならではの視点で、率直な意見に共感をすることが多く、大いに参考になり勇気をもらう。


議員が講師になり、解説をする、ユニークな勉強会である。1)財政チェック  2)第6時高齢者保健福祉計画について  3)子ども子育て新システムと放射能対策  4)女性の貧困と労働  5)2012年度介護保険制度改訂のポイント


途中、福島瑞穂さんが来て、国政と3.11震災の対応について国の近々の状況を話す。


 


2日目は衆議院会館で、自治体議員政策情報センターの勉強会。これも全国から議員が参加する。



1)総務省自治財政局の職員から直接24年度の地方財政への対応をきく。


2)地域主権改革一括法について 


今後、国からの委任事務ではなく、自治体の事務となり、許可基準や運用基準は自治体自らが定めるべきものという地方分権改革が進んで行こうとしている。今後、自治体の政策決定は拡大し、議会の役割は増々重要になっていくわけである。


3)福島原発事故被害者の援護の活動をするためのプロジェクトの立ち上げ


震災による避難・転居者は33万4786人(12/15現在)福島県から県外への避難は61659人。


国や自治体から自分の居住地域の放射線物質による汚染状況に関する正確な情報、除染計画、汚染軽減の可能性等の情報がなく、避難者は不安な生活を余儀なくされている。


今回、福島県が政府に要請をしていた子ども医療費の無料化、これは認められず、県独自に枠を設けるということのようだが、そもそもこの無料化の目的の一つには人口流出防止策と言われている。


国や東電による責任が明確に示されず、被害者の権利を保障するものが法制度のレベルで明確になっていない中、支援していくべき方向を話しあう。


福島県の議員が中心になって全国の議員が協力体制をつくり上げていく。


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