ニューツーリズム着地型観光

山下ふみこ

2013年10月24日 23:43

 今日は静岡県観光政策課の主催する東部地区の「ふじのくにニューツーリズム」のメンバーによるプレゼンツアーを通じて、参加者とアドバイザー和歌山大学・大澤先生らの評価を頂き、課題解決を図ることが目的のツアー。


“人を知り、我を知る”プレゼンツアー 参加者は川根本町・静岡・富士・御殿場・沼津から総勢18人+5人


 県のマイクロバスでまず富士市へ


イタリアンレストランでソムリエ・田嶋みゆりさんの考案したピロシキ体験



私の手作りピロシキが出来上がり、熱々を頂く。


次はかぐや姫発祥の地の竹採公園へ


そこには白隠さんの御墓があった。



白隠禅師の遺骨は原の松蔭寺・三島の龍澤寺・そしてこの富士の無量寺に分骨されていた。その白隠さんが「かぐや姫」誕生の地はここだと断定していることから、この公園こそ竹取物語の発祥の地・・・何とか観光スポットしてアピールできないものだろうかと提案。


次は御殿場へ


ここでちょうどランチタイム。御殿場独特の山芋が入ったみくりや蕎麦を頂く。


   わさび沢から駒門風穴へ



富士山が世界遺産登録をされた今年の夏初めて1日の来客数が1000人をいったという。しかし、住宅地の中にあるこの名所は「そう人気スポットになっても困る・・・」という。



しかし、このブームも一過性のもの。今後どうやって他の観光資源と組み合わせてツアー化していくのか。


次は我がまち沼津市へ


金子綾さんのプレゼンツアー


 


老舗菓子やの「ほさか」へ


スイーツを購入した後、裏庭にある古井戸探索へ


そこからリバーサイドで珈琲タイム


 地元の人が当たり前と思っているスポットが「まち歩きツアー」として成立をしつつある状況にもっとアピールをしていくには?


最後は其々の課題や解決に向けてみんなで意見交換をする。



大澤健先生のいう「着地型観光」は地域ならではのものだという。地域で地元の人が受け入れられ規模で、来る人との出会い、迎える側同士の結びつき、そういう人と人との結ぶつきが、地域を、そしてまちを魅力的にしていくという。


だからこそ、少人数での対応しかできないし、民間ツアーの商業ベースには合わないツアースタイルである。そして、それが地域の中で地域の人が主役になりえる、自己実現の場であるという。


迎える側も来て下さる方も、みんなで作り上げていく過程なかで、地域の繋がりや地域の良さを再発見し、それが地域に根付いていくことが、まちの魅力を高めていくことになるのだろうか。


先生は観光は究極な言葉であらわすとするならば「愛」という。


そう、それと「人」


沼津の良さを改めて参加者から伺い、私も沼津の大好きな人たちと出会い、幸せな時間を共有させて頂く。


さて次なるステップをどうつなげていけるのか、宿題は残されている。


 


 


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