全国フェミニスト議員連盟の集中講座

山下ふみこ

2014年01月17日 23:52

 1/14全国の女性議員対象のパワーアップ集中講座は参議院議員会館で行われた。朝10:00~昼休み45分を挟んで、17:30まで。ほとんどノンストップでの集中講座。


今回で第3回目。北海道から北九州市までおよそ70名の全国から女性議員が一堂に会した状況はすごく、その真剣さはもっとすごい。


まずは男女共同参画事業を長年携わってきたジェンダーのスペシャリスト大崎麻子さん。



世界の状況や体験に基づいた話は非常に面白く、興味深い。


このテーマに関しては事前に、各自治体のジェンダー予算の提出が求められていた。その予算額が現在の自治体の状況、つまり女性の視点を入れるかどうか等の実態を表していると思う。(沼津市はその予算は最も低いというか低すぎる・・・)


ジェンダー予算の3つの目的


1・政策策定と政策分析 ここにどう女性の視点を入れるかが重要。


2・政策変更を促すアドボカシー(啓発・提言)


3・事業のモニタリング(監視)と評価


研修した結果どういう成果が問われ、社会への影響はどうあるべきかの基本的な考え方。


・ アウトプット(直接的な結果・成果)  ・アウトカム (どういう波及効果か(本質的/中長期的な成果、社会への影響)(本来この評価がなされていない)


何事も常に評価していく姿勢が重要であるのにアウトカムの評価がされていない。本来はどういう目標か、何を持って達成できるのか、その指標を示すべきであり、それを持って評価・成果をし、次の施策や予算に反映していくサイクルを作らなければならないという。確かにそう、PDCAサイクルの習慣を身につけなければいけないと思う。


 


こんなにギュウギュウ詰めで酸欠になりそうなぐらい・・・


午後からは「介護保険制度の問題と地域包括ケアは実現可能か」


講師: 厚労省老健局の方と鏡諭・淑徳大学教授


3時からは「生活困窮者自立支援法と市民団体の役割」


講師:NPOほっとプラス・藤田孝典さん、立川市議・大沢豊、厚労省社会援護局の方



生活保護法の中で生活困窮者自立支援法がどう活用できるのか、また現場に携わっている方からの声も聞く。


次回に報告をします。


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