2011年08月27日
ゲゲゲの鬼太郎 in 境港
19,20,21日と鳥取県米子市へ行く。新幹線を乗り継いで片道7時間かかった。
自治体議員政策情報センターと米子地元実行委員会共催による「3:11を経て地方をどうしていくか! 人口最少エリア鳥取・島根から社会像を問い直す」全国政策研究会が米子コンベンションセンターであり、会派で参加する。
19日はゲゲの鬼太郎の作者の故郷、境港市の「水木しげるロード」の視察参加。米子の駅に降り立つと0番ホームから終点駅「境港」に向けて電車がある。0番ホームなんてハリーポッターの世界のようで、ちょっとわくわくする。
境港駅はここ米子駅から45分かかる。
鬼太郎列車
内装も水木ワールド
ねずみ男列車。
他にはねこ娘列車、目玉おやじ列車の4種類
境港市は人口36000人であるが、ここに昨年372万人が訪れる。水木しげるのブロンズ像ができてから、60万人ほどの観光客が一挙に増加。(沼津港を訪れる人は130万人/年)
このようなブロンズ像が137体、水木しげるロードに並んでいる。これら水木ワールドのキャラクタ―著作権はナシということです。水木さんの故郷への想いを感じます。
商店街は一方通行ではあるが車の乗り入れOK。信じられない。
立ち寄って塩アイスを食べたその塩は西伊豆産ということ。もしかしたら戸田塩?
ゲゲ少年を育んだ港まち境港にも行ってみる。
繁華街から離れてひっそりしている海沿いの通りにある生家。廻船問屋の次男坊として生まれ、昭和18年まで過ごしたという。
この町のすごいことは、平成16年より、1体100万円からするブロンズ像を、全国からスポンサーを募り、100体にする取り組みを観光協会を中心として展開。その台座には寄贈者のネームプレートを貼ったことが功を奏したという。
企業・団体が半分であとは個人。全国から予想を上回る応募があり、現在は137体。
NHKのドラマで大きな反響を呼んだことは事実だが、水木ロードに溢れるブロンズ像は20年かけて(平成4年~)ここまで来た。
当初は妖怪ということで商店街の方々には抵抗があったという。観光と言うより、地元の人に来ていただくことを主眼にPRを展開。マスコミにも取り上げられるようになった丁度その時、ブロンズ像が壊されてマスコミに取り上げられたことがきっかけになったという。
マスコミに露出する機会が増えていったことが観光客の増加に比例していったらしい。
マスコミやドラマに取り上げられたことをそのままにしないで、次の展開につなげていく臨機応変さはすごい。それは、民間による取り組みに移行をしていったからこそ。
ロードが完成した後は、住民による町づくりの取り組みが行われてきている。買い物客が減少している地元商店街が、大型店にない、ソフト面での充実を図り、商店街の活性化にも寄与しているという。
今後は広域観光連携を目指し、観光地同士客を奪いあうのではなく、連携して、相乗効果を図るようにするということで、「中海・宍道湖・大山圏域観光連携事業推進協議会」が発足し、事業展開をしている。
NHKの「ゲゲゲの女房」が終わり、これからの境港に注目!
翌日は片山総務大臣と福嶋消費者庁長官による講演と対談である。