2011年10月28日
夢子プロジェクトin沼津&議会報告会in三島
今日は夢子プロジェクトの準備会。作業所で織った織物を自立できるための製品価値にまで高めようと始めたプロジェクト。
しかし、いざそこまで極めるには、原材料の仕入れ価格が高いため、どうしても採算性の合わないものになってしまう。
今回は具体的にいくつかの試作品を作るところまで何とかいけそう。
マフラーと帽子のセットやショール、クッションカバーなどの試作品。クッションカバーは椅子カバー貼り替え職人の律子さんが、協力をしてくださっている。
織りの不揃いさが魅力であったはずだが、いざ、商品にしようとすると、その未熟さが欠点になってしまう。でもその欠点をカバーしようとすると、作品の持ち味が失われてしまうことになる。本当に試行錯誤で友人の事務所で頑張っている。
19:00~20:30まで三島市議会における議会報告会があった。今日は2日目。各8人ずつに分かれて6会場を2日間にわたり開催。議員たちは自分の支援者ではない市民から厳しい意見が続出し、たじたじとなる場面も。
9月定例会の審議内容の報告会であり、各常任委員会等の報告などが1人3分以内で4人の発表者。残りの時間はすべて市民からの質問に終始した。
住民からは本当に厳しい意見が続出。財政の健全化を示す「健全化判断比率」の説明を求めたり、この意味を知っている議員はいるのか、議員歳費の削減、議員の雇い主は市民なのだから、その根本を忘れず、何のための報告会なのかをしっかり認識すべきとか・・・
こうして市民の率直な意見を聞くことは必要であり、市民が議員をどう見ているのかがよくわかる。市長と市民の討論会などとは比べ物にならないほど率直な意見が飛び出す。
こうしてお互いが成長していくのだと思う、議員も市民も。印象に残った意見としては「議員の雇い主は誰か。2元代表制のもとで、議決機関に私たちは託しているのだから、議員はその根本を忘れないでほしい」と言われた。
ともすれば、その根本を忘れてしまっている議員がより多いと思われているとしたら、やはり市民に納得してもらえるような行動を見せていかないといけないはずだ。
そういう点からしても三島は一歩飛び出して、市民にその姿勢を見せているわけだし、市民に開かれた議会にしていこうという議員の姿勢は素晴らしい。
未だに議会の広報に一般質問の内容は掲載されているが、質問者の氏名が掲載されず、誰が質問をしたのか全く分からない沼津市の広報は、時代に大きく遅れてしまっていると言われても仕方がないのかと思う。
また、行政評価も、第4次総合計画に数値目標を定めているのは三島市だけで、近隣の市町はやられていないといっていたっけ・・・そう、これもちゃんとした数値目標がないと絵にかいたモチになってしまう恐れがある。