2012年07月01日
新キラメッセ来年6月オープン!でも・・・
市と県が整備している総合コンベンション施設のうち、市の展示イベント施設「キラメッセぬまづ」の開館日が平成25年6月29日に決定!
一般利用者の貸出は来年7/18からですが、予約受け付けを今月の7/17から開始。
予約申し込み
プラザ ヴェルデ予約相談センター 055-963-3400 (土日除く9:00~17:00)
★★★ キラメッセの問題(6月議会にて)
私はこの展示施設は、事あるごとに問題点を指摘をしてきました。
1・旧キラメッセの稼働率 73%(日数)だが、この稼働率の高さが新キラメッセ建設の理由の一つになっている。しかし・・・
NO !
面積換算の稼働率は50%前後。市主催のイベントが1/4で、その半数はポリオ予防接種が半数を占めている。この会場でする必要性はあったのか。単に稼働率を上げるためと思われても仕方がない。
2・建設の大きな目的:市の産業振興やまちの活性化にどうつながったのか?
イベントの主なものは骨董・家具が1/4、中古車販売、就職・進学説明会等である。これによって、まちはどう活性化しただろうか。
3・収益があったのか?
平成10年度~22年度
収入16.2憶円 - 支出14.3憶円 =1.9億円の収益(13年間の合計)
(しかし当初の建設費や維持修繕費は含まれていない。)
4.・旧キラメッセの借金返済はまだ終わっていない。
平成11年度~25年度までの15年間償還
元金7.7憶円 + 利子1.1億円 = 8.8憶円(借金総額)
平成25年3月と平成26年3月の2ヶ年分1.2億円が残っている
5・新キラメッセの見通しは?
総事業費45億円 :内訳 国の補助金16憶円 + 借金25憶円 + 現金4憶円
収支の見込み(6月議会で分かったこと): 支出(1.34億円/年) ― 収入(1.09億円/年) = -0.25憶円/年間(支出超過)
ただし、指定管理運営によって、民間経営による事業収益はあると見込む。
しかし、赤字になった場合の財政的対応は、市と管理者との今後の話し合いということで、不明確なままである。
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この事業は沼津駅周辺総合整備事業の一環である。来年オープンするが、巨額な財源を投じて、一体誰に役立つ事業なのか。
旧キラメッセ13年間の中で誘致できた企業はいくつあるのだろうか。
今までの73%という驚異的な稼働率だけが先行して、実態の分析をしていない中での、新キラメッセのスタート。
今さら言っても仕方がないとは思っていない。こうして、言い続け、警鐘を鳴らしている議員がいることを理解してほしい。
鉄道高架事業もそうである。
市民に課せられる財政負担が余りにも大きいことを、市長も当局も議員も推進派も理解しているのだろうか?
事業そのものの是非以前に、私は財政的な負担が大きいこと。そして、この事業の公益性という観点からみたとき、あまりにも次世代に対して無責任であると言わざる得ない。
鉄道高架事業もそうであるが、この展示イベント施設の前途多難な先行きを思わざる得ない。