2012年11月21日
「福島原発告訴団」第二次告訴
昨年の3.11の東日本大震災では、日本国中、いや世界中を震撼させた。原発による処理は進んでおらず、放射能汚染については、詳細な被害は示されず、根本的な政策や解決策がないまま今日に至っている。
福島の人は「津波は私たちの過去を奪っていったが、原発は私たちの未来を奪って行った」と。そして、その闘いは今もそしてこれからもずーっと続いて行く。
果てしない闘いに、諦めずに果敢に挑み続けている人たちがいる。
その人たちと向かい合う時、己がいかに小さいかを思い知らされる。彼女たちの生きる姿勢に畏敬の念を禁じ得ない。
13日は東京での母子家庭についての勉強会の後、
福島避難者こども健康相談会 支援法をまなぶ会に参加。
福島からの避難者や市議、弁護士、国会議員秘書たちが参加し、話し合いは続く。
なんということか!
支援法に逆行する行動を、福島県自らがとると言うことは、いったいどういうこと?
この非常事態に、私たちは何を行っていくべきか。
福島原発事故 1万3262人2次告訴
東電幹部ら33人対象
11月15日、全国で13262人分の告訴状が福島地検に無事提出されました。
ご参加ご支援いただいたみなさま、本当にありがとうございました。
以下、告訴団本部ブログより転載です。
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「福島原発告訴団第二次告訴」告訴声明
今日、私たちは、「福島原発事故の刑事責任を糾す」ため、
6月に立ち上がった1324人の福島の人々に続き、福島地方検察庁に告訴を行いました。
北は北海道、南は沖縄まで、全国から13262人が、
力をひとつに合わせ、怒りの声を上げました。
私たちは、原発事故により、故郷を離れなければならなかった者。
私たちは、変わってしまった故郷で、被曝しながら生きる者。
私たちは、隣人の苦しみを我がこととして苦しむ者。
そして私たちは、
経済や企業や国の名のもとに人々の犠牲を強いるこの国で繰り返される悲劇の歴史に、終止符を打とうとする者たちです。
・この事故はどうして引き起こされたのか。
・そしてなぜ被害を拡大するようなことが行われたのか。
私たちは真相を究明し、今も続く原発事故の被害を食い止めなければなりません。
責任を負うべき人々が責任を負い、過ちを償うことができるよう、
民主主義社会のしくみを活かしていかなければなりません。
私たちは、深い憤りと悲しみの中から、
今回の告訴という行為の中に、未来への希望と、人と社会への信頼を見出します。
私たちはもう一度、その意味の深さを思い起こします。
・事故により引き裂かれた私たちが、再びつながり、力と尊厳を取り戻すこと。
・この国に生きるひとりひとりが大切にされず誰かの犠牲を強いる社会を変えること。
・これらを実現することで、子どもたちや若い人たち、未来世代の人たちへの責任を果たすこと。
声を出せない人々や生き物たちと共に在りながら、
決してバラバラにされず、つながりあうことを力とし、
怯むことなくこの事故の責任を問い続けていきます。
2012年11月15日 「福島原発告訴団」第二次告訴 告訴人一同
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http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2012111602000106.html