2012年11月29日
BiVi沼津で障害者と合同の避難訓練
27日、 駅北口の商業施設「BiVi沼津」で、視覚障害者、知的障害者と合同で私たちボランティアも参加しての避難訓練を実施した。
いざ災害にあったときに、障がい者の方と一緒に逃げるには、どうしたらいいのか、私たちにとっても今回の合同訓練は貴重な体験であると思っている。
この避難訓練に至るまでには、大きな道のりがあったことは言うまでもない。
どこに聞いたら、障がい者と合同の避難訓練マニュアルがあるのか、県や市に聞いてもそのマニュアルはなく、結果的に分かったことは各施設の自主的な避難訓練によって、学ぶしかないとということであった。
本来は津波による避難訓練を想定していたが、市の担当課は「駅まで津波は来ないので、想定していないことには対応ができない」と言う見解であった。
それならば、私たちでその避難訓練をするなかで学んでいこうと言うことで、何度も話し合いをもち今回の訓練に至る。
8時に避難訓練のため全員集合。火元は映画館の中。
映画館のフロアーに視覚障がいの方々 館内には知的障がいの方々が映画を観ているという設定。そこで火事が起きて、館内が一瞬暗くなり、緊急を知らせる「火事です火事です」というアナウンス。其々が別々の避難階段をつかって避難する。
一次消火で火が消えず、二次消火でも火が消えない想定
避難誘導の合図が出ないので、消火している状況をただ見つめている状況がしばらくあり、2次消火後、その時から避難が始まる。
実際は消火できるかどうか見守るほどの冷静さはないだろう。本当にどの時点で誘導すべきなのか再考の余地あり。
手を貸して4階から1階まで降りるのだが、足元が暗いので、手すりや壁を伝って避難をする。
車椅子の人は4人で持ち上げ避難しようとするが、5か所ある避難階段のうちどこを使うのかが分からず立ち往生をしたようだが、何とか無事下まで到着。
今後に向けて総括をし、このような訓練を繰り返すことで、障がい者と合同の避難訓練マニュアルを作ることを目指そうと話し合う。
今日は朝早くからボランティア参加の皆さんありがとございました。