2013年04月13日
市町村議員セミナーin
4月11,12日と滋賀県大津市にあるJIAMの全国市区町村議会議員の特別セミナーに参加。
このJIAM(全国市町村国際文化研修所)に全国から市区町村議員が集まる。
最近は参加する議員が多く、抽選で漏れることも多々あり、特に財政関連のセミナーは人気が高く、当たったことがないぐらい狭き門である。
国は地域の実情に合った、自由度を拡大するという名のもとに、各自治体が自ら決められる条例制定権の拡大に繋げていこうとしている。
つまり、自分の町は自分の町の責任においてやっていいよ、それには財政的負担も同様ということが意図されている。
この問題は実は非常に自治体間の格差を広げることに繋がる。議会や議員の質が益々問われ、また首長や職員も同様である。
何よりもそれが住民の暮らし、福祉の向上、自治の発展に繋がるわけで、議員も今までのようにうかうかしていられないという危機感がセミナーの人気に繋がっているのだろう。
しかし、沼津市の3月議会は条例改正はほとんど議論されることもなく、現状のままに議決されている。
------------私が1期目のころ、同僚議員2人とある課へ行って担当職員に質問をしていたところ、昼が来て、12:15を過ぎた時、急にその職員は声を荒げ、何を言うかと思ったら、「何時だと思っているんだ。公務員は昼をとる権利があるっ!」と怒鳴られた。今、その職員は管理職になっているが-----------------------
ウソでしょう!と思うくらい本当の話で数え上げたらきりがないほど。
でもこうやって、勉強せざる得ない状況を市の職員が作ってくれていると思うと感謝すべきことかなと今になって思う。
今回のテーマ
1日目:「これからの日本の福祉」「今の子どもの未来に必要なこと 児童虐待問題から」
2日目:「障害のある人たちの働きや暮らしを軸にした助け合い支えあい活動」「命を育む まちづくり 播磨町の子育て支援」
播磨町の町長はさわやかな女性であり、テーマが子育て支援であったせいか、女性の視点ならではきめ細かい子育て施策が豊富であり、それが子育て世代の人口増加に繋がっているらしい。
しかし、まだまだ女性の首長は少ない。統計を見ても歴然としている。
http://uub.jp/frm/search.cgi?KJNS=66451,71089,78426&KIX=1&KJN=1#78426
市区町村数が減ったとはいえ、女性首長の割合は上がってはいない。
全国から多くの議員が集まっている中、今回は特に市民派の一人会派の5人の女性議員と交流を持つ。其々苦労をしていて、本当に共感することがたくさんあり、しがらみにとらわれない、言うべきことを言う議員の姿勢に本当に勇気づけられる。また、それぞれの町が抱えている問題も情報交換でき、大いに勉強させてもらう。
この報告はいずれ議会でも取り上げていきたいと思っている。