2013年06月25日

沖縄「慰霊の日」安里有生君の詩

 ☆☆23日の沖縄「慰霊の日」の追悼式☆☆


与那国町立久部良小1年の安里有生君(6)は、日常生活で感じる自分なりの平和を表現した詩「へいわってすてきだね」を朗読した。


4月に小学校に入学し、ひらがなの学習を終えたばかりだという。


道徳の時間に読んだ沖縄戦の本で、自分と同年代の子どもが家族を失い、爆弾から逃げ回る情景に戸惑った


以下の添付します。



 


『へいわってすてきだね』


        沖縄県与那国町立久部(くぶ)()小学校


                 1年 安里(あさと) 有生(ゆうき)


 


へいわってなにかな。


ぼくは、かんがえたよ。


おともだちとなかよし。


かぞくが、げんき。


えがおであそぶ。


ねこがわらう。


おなかがいっぱい。


やぎがのんびりあるいてる。


けんかしてもすぐなかなおり。


ちょうめいそうがたくさんはえ、


よなぐにうまが、ヒヒーンとなく。


みなとには、フェリーがとまっていて、


うみには、かめやかじきがおよいでる。


やさしいこころがにじになる。


へいわっていいね。へいわってうれしいね。


 


 


みんなのこころから、


へいわがうまれるんだね。


せんそうは、おそろしい。


「ドドーン、ドカーン」


ばくだんがおちてくるこわいおと。


おなかがすいて、くるしむこども。


かぞくがしんでしまってなくひとたち。


ああ、ぼくは、へいわなときにうまれてよかったよ。


このへいわが、ずっとつづいてほしい。


みんなのえがおが、ずっとつづいてほしい。


へいわなかぞく、


へいわながっこう、


へいわなよなぐにじま、


へいわなおきなわ、


へいわなせかい、


へいわってすてきだね。


これからも、ずっとへいわがつづくように


ぼくも、ぼくのできることからがんばるよ。


 




Posted by 山下ふみこ at 23:57│Comments(0)
 
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