2011年07月13日
戸田っていいとこ
7月13日(水)戸田へ「未来の風」のメンバーと行く。以前から約束をしていたが、なかなか果たせず、やっとかなう。

戸田住民とこの地域の将来や活性化センター、火葬場等のことをざっくばらんに話し合う。
20人ほどの出席者の中で子供がこの地域に残っているものは1人もいない。超高齢化の中で、地域住民の危機感は想像している以上に大きなものであった。

先ず、この中で2/3以上の人が活性化センターのことを全く知らず、この集まりで初めて知ったという。センターよりも介護施設という。
介護が必要な老人になっても、行くところがない。デーサービスはあるが、介護施設は土肥に行くが満員で入ることができず、沼津に行くには遠いという。
また、活性化センターとは何か、この運営はどうなっているのか、
火葬場は一生に一度のことだが、センターは作ってしまえば、戸田にとって大きな負担になってしまうのではないか、戸田の活性化とは漁業と民宿なのにセンターの意義が分からない、これができれば、観光客が来るとは思えない、若い人が住めるようにするには仕事がなければ、壱の湯は今までどおり残してほしい、魚梅旅館・国民宿舎の処分が先・・・・・・
延々と3時間以上住民の思いを聞く。
今年度はこの東日本大震災を受け、設計が見直されることになり、中断にはなっている。しかし、既に議決されている。
ここにいる住民の想いが本当に多くの住民の思いであるのだろうか・・・
壱の湯にも寄ってみる。TVはアナログで24日から地デジ対応ではないので、見れなくなってしまうという。
源泉は52度の温度があり、この小さなポンプ1台に頼っている。二つのタンクのうち、既に一つは使用不能になっている。また配管は老朽化している。
配管はむき出しになっている
この源泉から600m先の活性化センター予定地まで配管を引っ張っていくのだと思うが・・・本当に大丈夫?

このひなびた温泉が気に入って、東京から4人の若い女性が日帰り海水浴で来ていた。その帰りに寄ったという。安くて田舎っぽいこの温泉がいいという。
確かにこの地域らしい温泉かもしれない。山側に露天ぶろを設けたら良いなぁ。
戸田は海が前面に、後ろは山を控えた3,400人小さな地域。
参加者の一人が話してくれたのだが、1804年、3組の網元が戸田に誕生し、それ以来200年以上も漁業で栄えた地域であった。漁師1人に5人の家族がいて、その奥さん連中が民宿をして、子供たちと暮らし、繁盛をしていたという。だから海の見えない活性化センターなど意味がないという。
津波が心配だから、山側にセンターをと言うが、実は津波の危険はもちろん心配だが、山が民家に近く、山には竹やぶも多く、竹は根は張るが、横に伸びるだけで地盤的には軟弱という。こういう山は土石流の危険も大きく、山側が果たして安全かというとそうではないらしい。
また北側の川は人工的に作った川らしく、土手が盛ってあるだけで、よく見ると川底と平地が同じ高さである。一旦、土石流が起きると川に流れるだけでなく、、全面的に流れてくる恐れがある。
もっと、根本的に防災について、専門的な知識と検証が必要ではないだろうか。
このような危険な状況がいくつか考えられ、分析をしている専門家があるわけだから、時間をかけて住民が納得できる防災対策とまちの将来を話し合うべきだとつくづく感じる。
合併の条件だったからと言って急いでやることにどれだけの意義があるのだろう。合併特例債と言え借金である。住民が要らないというものを作ったとしたら、この地域はもっと悲惨な状況になってしまうだろう。
「必要なものとほしいものとは違う」と漁業組合長は言ったが、本当に多くの住民がそう思っているのではないだろうか。必要なところに大事な税金をどう使うのか、私たちの責任は重大である。
戸田住民とこの地域の将来や活性化センター、火葬場等のことをざっくばらんに話し合う。
20人ほどの出席者の中で子供がこの地域に残っているものは1人もいない。超高齢化の中で、地域住民の危機感は想像している以上に大きなものであった。
先ず、この中で2/3以上の人が活性化センターのことを全く知らず、この集まりで初めて知ったという。センターよりも介護施設という。
介護が必要な老人になっても、行くところがない。デーサービスはあるが、介護施設は土肥に行くが満員で入ることができず、沼津に行くには遠いという。
また、活性化センターとは何か、この運営はどうなっているのか、
火葬場は一生に一度のことだが、センターは作ってしまえば、戸田にとって大きな負担になってしまうのではないか、戸田の活性化とは漁業と民宿なのにセンターの意義が分からない、これができれば、観光客が来るとは思えない、若い人が住めるようにするには仕事がなければ、壱の湯は今までどおり残してほしい、魚梅旅館・国民宿舎の処分が先・・・・・・
延々と3時間以上住民の思いを聞く。
今年度はこの東日本大震災を受け、設計が見直されることになり、中断にはなっている。しかし、既に議決されている。
ここにいる住民の想いが本当に多くの住民の思いであるのだろうか・・・
壱の湯にも寄ってみる。TVはアナログで24日から地デジ対応ではないので、見れなくなってしまうという。
源泉は52度の温度があり、この小さなポンプ1台に頼っている。二つのタンクのうち、既に一つは使用不能になっている。また配管は老朽化している。
配管はむき出しになっている
この源泉から600m先の活性化センター予定地まで配管を引っ張っていくのだと思うが・・・本当に大丈夫?
このひなびた温泉が気に入って、東京から4人の若い女性が日帰り海水浴で来ていた。その帰りに寄ったという。安くて田舎っぽいこの温泉がいいという。
確かにこの地域らしい温泉かもしれない。山側に露天ぶろを設けたら良いなぁ。
戸田は海が前面に、後ろは山を控えた3,400人小さな地域。
参加者の一人が話してくれたのだが、1804年、3組の網元が戸田に誕生し、それ以来200年以上も漁業で栄えた地域であった。漁師1人に5人の家族がいて、その奥さん連中が民宿をして、子供たちと暮らし、繁盛をしていたという。だから海の見えない活性化センターなど意味がないという。
津波が心配だから、山側にセンターをと言うが、実は津波の危険はもちろん心配だが、山が民家に近く、山には竹やぶも多く、竹は根は張るが、横に伸びるだけで地盤的には軟弱という。こういう山は土石流の危険も大きく、山側が果たして安全かというとそうではないらしい。
また北側の川は人工的に作った川らしく、土手が盛ってあるだけで、よく見ると川底と平地が同じ高さである。一旦、土石流が起きると川に流れるだけでなく、、全面的に流れてくる恐れがある。
もっと、根本的に防災について、専門的な知識と検証が必要ではないだろうか。
このような危険な状況がいくつか考えられ、分析をしている専門家があるわけだから、時間をかけて住民が納得できる防災対策とまちの将来を話し合うべきだとつくづく感じる。
合併の条件だったからと言って急いでやることにどれだけの意義があるのだろう。合併特例債と言え借金である。住民が要らないというものを作ったとしたら、この地域はもっと悲惨な状況になってしまうだろう。
「必要なものとほしいものとは違う」と漁業組合長は言ったが、本当に多くの住民がそう思っているのではないだろうか。必要なところに大事な税金をどう使うのか、私たちの責任は重大である。
Posted by 山下ふみこ at 14:00│Comments(0)
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