2012年07月06日
がれきの広域処理は本当に必要なのか。
静岡県下では、岩手県の山田町と大槌町のがれき受け入れが予定されています。これは、県民の誰もが助けてあげたい、何とかしてという思いは同じです。
しかし、時間が経過して来て色々の事が見えてきました。
私は5/31に、衆議院会館で自治体議員のための研究会で、瓦礫処理について環境省の方のお話を聞きました。
そこには、福島県や宮城県の議員も一緒でした。
果たして広域処理が必要なのか、国が示した処理期日の先の復興計画が見えてこない中、単に広域処理を可能にすることが、復興に繋がると考えるのは余りにも短絡的な考え方だと思います。
あるTV局の記者が細野大臣と議論を交わすその映像をご覧ください。
★★★ 宮城県が変わってきた！★★★
もともと3年以内に処理するためには広域処理が必要だとしてきたが、宮城県議会から広域処理の必要がないんじゃないかという声が出てきている。
問題になっている焼却処分分28万トンは、宮城県内で処理するとすれば、4か月延長すればできると県が試算。また3年以内にできるのではという話もある。
わざわざお金をかけて、また反対もある中で北九州まで持っていく必要があるのか。
● 何故北九州にまで持っていくのか？
トラック28台で80トン＝1400万円
今後、7万数千トンを北九州へ＝140億円
その費用があるなら被災者の復旧復興に充ててほしい、宮城県議会はいう。
宮城県議が提案「ガレキで防潮堤‥‥県内処理を」
●横浜国立大名誉教授の宮脇昭氏に聞く
●広域処理に反対する最大の理由として放射能の問題
仙台市内も含めて宮城県ではホットスポットがたくさん出きている。
どんなにガレキをチェックしても、かなり高い濃度のガレキが全国に拡散することになる。
特に焼却すればかなり濃縮した濃度になり、何万ベクレルというふうになってもおかしくない。
そんなものを全国に拡散すべきではないと地元県会議員。
