2013年05月08日

久連海水浴場

 5月5日「子どもの日」 我が家にも二人の子どもがちょうどステイしていたので、3日に海上から視察した秘密の海水浴場を訪ねることにした。


その一つがここ。しかしここは天然ビーチかと思っていたら実は・・・



さっそくビーチにシートを敷き、お喋りしたり、本を読んだり、ランチしたりしての~んびり。普段、お互い離れているためこういう時間を大事にしたい。


 


ここは久連の下水道処理施設が隣接している海水浴場で、天然ビーチではないと地元の方から聞く。処理施設を建てるために海を埋め立てて、もともとあったビーチは埋め立ててしまったという。



この浄化センターは沼津市が昭和44年に下水道条例ができて、その第1号が久連地区にできたもの。昭和54年供用開始。この地区の108世帯全部が水洗化済みになっている。


この施設建設のために埋め立てをし、当時、この建物のところまで広がっていたビーチは埋め立てられてしまったのだという。


H22年度末の沼津市の下水道普及率54%で、静岡県普及率58.7%、全国普及率75.1%と言うように、県下でも最低水準。これからが市の中心部に向けて下水道整備をしていかなければならず、他の自治体とは整備の進め方が逆だと言ってもいいだろう。。


今後、都市計画区域の整備が終了するには、後26年間、事業費690億円、普及率は94%になるとこの2月議会での市長答弁。


市長はこの2月議会でさらに、「下水道処理場は人口密集地でないところに建設をすると反対が少ないから。そうすると、人口密集地に来るまでにはくたびれちゃう。今後は投資効果が高いところから優先的にやる」と答弁。


市長のいうように、今まで投資効果が少ないところから整備をしたために既にくたびれてしまい、人口減少、高齢化と加速し、この社会現象は当時は誰も予想し得なかったわけで、今では社会保障費の増加に対して、税収不足が加速し、インフラ整備をしていくには厳しい財政事情。


これから投資効果が高いところから整備すると言っても、市長の言うようにすでに(財源的に)くたびれてしまったんでしょうねぇ~


それで、下水道料金を上げるなんて状況を簡単に許していいんでしょうか?(2月の下水道会計で市長選挙が終わったんだから、値上げするにはチャンス」と発言した議員がいたが・・・)


やりやすいところから整備をしてきたツケが、これから市民の負担となってやってくるということ。それに対して、行政も議員も反省しないで値上げってどういうことなのか???


作ってしまったものに対して、いまさら~。でも誰かが言い続けないとダメなんだと思う。


反対することは生産的ではなく、何でも反対している人がいるから、沼津市が発展しないと言う人もいるけれど、それは大きな誤解。


当局が出してきた議案が今まで反対されて否決されたことなんて一度もない。今までこうして進められてきた政策はすべて議会の議決を経て執行された結果なんだから。


2月議会時に、「未来の風さんは鉄道高架だけ反対していればいいんでしょっ」と言った部長がいたけど、これが市役所自体の認識だとしたら沼津市の未来は救われない。


最後にこの海水浴場の隣には久連神社がある。



 この神社の社叢は照葉樹で占められ、市の指定天然記念物であり、暖地性の植物が40数種(モッコクやウバメガシの巨木など)、自然生態を最もよくとどめている樹林として貴重なものだという。


 



境内は掃き清めら、地元の方が大事にしている様子が窺われる。


その先の長井崎中学校には、ミカン畑が広がり、眼下にヨットハーバーが見え、駿河湾が一望できるビュースポットがいくつもある。



 美しい!


 


 



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Posted by 山下ふみこ at 23:54│Comments(0)休日
 
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