2011年07月14日
建設水道委員会の視察
富士登山の翌日は視察であった。
7月11日(月)建設水道委員会・管内視察
10:00 市役所出発 → 10:20門池公園 → 11:10泉水源地(柿田川) → 11:40市役所(昼食)→ 13:10出発 → 県道・沼津土肥線 → 戸田 → 国道136号線・土肥経由 → 国道414号線 → 16:00市役所
門池公園整備計画(9.5億円)の予定地見学
池の向こうの木々の見えるところが予定地(三明寺の北側)で、そこに展望台を作るという。それらの木々が邪魔して眺望が開けないためにその一部を伐採するという。(門池周辺の景観はどうなるの?)
池の水は緑色に濁っている。新たな公園を作るよりも、この門池周辺の水辺をきれいにすることの方が先決ではないだろうか。
柿田川にある泉水源地。沼津市内の水の2/3を供給している。
この深井戸(7本)(30m掘)から取水している。水温は約15℃で年間一定。水質がよいため浄水処理する必要がなく、規定の塩素消毒だけである。本当においしい水である。
1日約100万tの水を取水し、25~26万tを供給し、残りの70万t以上を狩野川に流しているため、川の水質保全に繋がっている。
中央管理制御室
市内に点在する水源地・配水池の施設はここで集中管理をしている。各施設のデーターは、ここで記録集計されている。しかし随分古い年代物のようである。
22億円・5ヵ年計画でこの老朽化した建物と制御室等の建て替えが23年度から始まる。新たな敷地面積を確保し、稼働しながら新設をしなければならない状況は、清掃プラント同様課題はある。
戸田経由で土肥に向かう。
東駿河湾環状道路が25年度までに開通し、伊豆中央道に繋がる。
この道路が開通すると、戸田は沼津市内を通らずに東名にのることができ、時間的に短縮できる。
また伊豆市・伊豆の国市も同様、ここが開通すれば、観光客や企業にとっても流通がよくなり、今後を見越して企業が参入し易くなると考えられる。
沼津市と比べ、土地価格も安く、流通も便利になるとすれば、今後大いに期待できるわけである。
沼津市の将来は、周辺自治体の道路事情が改善されることにより、沼津市内を通過しなくても、西伊豆方面に向かうことができるわけで、市内の道路渋滞は今後大いに解消されるだろう。その反面、まちの衰退にもつながるということを認識しなければならないだろう。
また、東海地震による第4次被害想定は、M9で予想されるという。そうなると、例えば、沼津市の三浦方面の津波の高さは2倍、20m以上になる。
沼津市の将来にとって、まちの活性化以上に市民の命を守るための基本的な政策、地震・津波対策に力を入れることが最優先にならざる得ないだろう。