2011年10月24日
戸田マラソン
朝6時半、参加者は集まり はじめ、ウォーミングアップをしている。雨も止み、涼しいぐらい。そのほとんどが現役東大生である。1908年、松代邸の保養館が東大の寮となり、それ以来の戸田住民との交流であり、その歴史は本当に古い。
今年で35年目になる、東大主催の戸田マラソンは、193人の参加者。沼津市が今年は後援になったことで、多くの協力体制があり、人員供給があって、人手が確保できたと東大の教授が喜んでいた。このように東大と戸田住民との交流は100年以上に及ぶ。
今後、戸田の地域づくりに貢献できるように、何らかの力を貸して欲しいし、戸田を利用した東大OBも沢山いて、この人脈を活かさないのはもったいないし、戸田の現状を教授に話をしたところ、今までも海の水質調査には協力をして、結果を出していることもあるので、協力については可能性は十分にあるという。
フルマラソン150人:7時スタート13時終了(水色のビブスを着用)
ハーフマラソン50人:10時スタート13時終了
上り下りの繰り返しのかなりハードなコース。前半に高度500mを一気に上がる7kmの上り、その直後の7kmの下り、後半にも高度200m(距離3km)
ここは10キロ地点 給水場所は7箇所あり、各5人ぐらいの配置。水、ポカリスエット、ザバスのゼリー、バナナ、みかん、
通行止めは一切無しで、一般車両が走っている中を走るのは、車もランナーも注意が必要である。とくにカーブ個所はしっかりサポートされていた。
フルマラソンは山を越え、西浦をすぎ、らららサンビーチが折り返し地点になる。道路上では時々地元のお年寄りが出て、応援をしてくれている。
山をひと山越えるということは、本当にアップダウンのきついコースであるわけだが、ある意味魅力的なコースだという。
途中、松代邸に寄ってみる。
台風の影響を受け、大規模な修繕をしている様子。しかし、外からではよくわからない。また、第1,3日曜日の9:30~12:00までという限られた時間では、見学するチャンスは限られてしまう。
歴史的遺産で扱いには慎重を有するのだろうが、維持補修だけで延命化を図っているだけでは、故・松代当主にとっても不本意だと思う。せっかく沼津市として歴史的遺産を買ったわけだから、その活かし方を改めて考える必要があるのではないだろうか。
地元の人たちが何と言っているのか、御存知だろうか・・・いずれにしてもムダにしないために、取得して4年、そろそろ考える時に来ているのだろう。
御浜の松林の中にひっそりとある東大寮。ここは戸田海水浴場の中で、最高の所にある。昭和30年代頃には東大生と地元の人たちとの交流があり、私の母親の世代は彼らから水泳を習ったという。完走した後は、東大戸田寮のお風呂にも入ることができたようです。
マラソンブームと言われてから久しいが、今はもっとそのブームは活発になっている。ネット上での参加も、人気の所は1日で、数千人がいっぱいになってしまうという。
ここ、戸田はランナーに言わせると、コースとしてはきついけれど、魅力があるという。
今後、地元集客を図るにはとても魅力があるイベントだと思う。
今回も東大寮に泊まれない人たちは民宿に世話になったという。何とか、このイベントを沼津市民に限定しない全国的なイベントに出来ないのだろうか。
交通許可の問題はあるにしても、地元の活性化に繋がるイベントにしていけたらと、東大の先生方に、そんな質問をぶつけてみたわけである。決して反応は悪くなかったし、「僕たちもできることなら」とおっしゃってくださったわけだから。
ワクワクすると思うのは、私だけなのかなぁ~
その後はあしたか運動公園で行われている遊びの王国に向かう。