2011年11月13日
建設水道委員会の行政視察
11/9,10,11と2泊3日と建設水道委員会の議員7名、市当局2名、議会事務局1名と総勢10名で行政視察があった。
1日目は愛知県の車メーカーの名前がそのまま街になった豊田市。まさしく車はトヨタ以外は肩身が狭いと言う地元の人。
役所はホテルのロビーのよう。
最先端の低炭素社会モデル地区の整備について説明を受けた後、現地視察へ。
1・環境モデル都市のアクションプランの一つ、プラグインハイブリッド車の太陽光充電施設が役所の駐車場に整備
駐車場の屋根の設置したソーラーパネルによる充電で走るハイブリッド車。蓄電池も整備。
2・エコに配慮した公園整備ということで、児の口公園へ
公園施設の老朽化に伴い平成4年から住民参加による公園づくりが始まる。都心地区に自然環境を創る
豊田市から名古屋経由で三重県四日市市へ向かう。
2日目は快適環境都市として、クリーンな水力エネルギーを利用した小水力発電施設の説明を受ける。
発電量は350世帯分に相当。しかし、電気事業法によって世帯に供給できず、電力会社に安価で売電という。あくまで、環境負荷の低減に取り組む四日市のPR?
JR関西本線で10分先の桑名市へ向かう途中、四日市の石油コンビナート地帯が車窓から見える。
桑名市は人口14万人で、昔は東海道の宿場町と港町として賑わう。名古屋25キロ圏であり、有名な長島レジャーランドがある。
駅は閑散としている。駅前に再再開発ビルはあるが、テナントが入らず、商工会やハローワークで何とかもっているらしい。
明日の桑名市役所を控え、市内をタクシーで廻ることにする。
「六華苑」明治の鹿鳴館設計者ジョサイア・コンドル設計による諸戸清六邸や無用の長物と言われている長良川河口堰を見学。
ここ桑名市では景観づくりの取り組みについて伺う。
桑名市は木曽川、長良川、揖斐川の河口に位置した城下町で、城を中心として発展し、東海道の宿場町としても栄えた。
コンパクトな都市構造を活かした景観形成をするため、各地域の特性を踏まえ区分し、景観の形成に配慮。水辺ゾーン・里山の景観等の縁のゾーン・中心市街地の歴史ゾーンの3ゾーンに区分し、さらに9地区に分けている。
景観形成基準に基づく区分と建築物外壁や屋根の使用可能な色彩の範囲を定めている。
歴史を活かしたまちづくりが進んでいるという印象を受ける。
昭和34年の伊勢湾台風により被害を受け、高潮堤防整備は進んでいる。
中心市街地の商店街はシャッター街が多く活気はない。買い物は名古屋に出る市民が大半だという。 至る所に神社仏閣があり、和菓子やが多く、落ち着いた美しい町だという印象を受ける。