2011年12月31日
ローカリズムこそ大事
昨日の餅つき交流会が新聞やTVにも報道されました。
このことをきっかけに交流の場の必要性や中・長期支援をどう図っていくのか、次の展開に向けて話し合いをする。いま急速に東北支援の情熱が冷め始めているという中で、何が必要なのか。
良く言われるのが、支援をしたくてもどの団体が何をしているのか、個々の活動はあっても、全体的な動きは見えていないと・・・
現地へ行っての支援もあるが、ここで被災地の人のコミュニティセンターを作り、現地の物産品を受け入れ販売をしたり、仕事が見つからない不安も抱えている中で、そこから起業支援をしていくようなサポートセンターも必要ではないか等、その仕組み作りに向けて話し合いを進めていけたらいいと思う。
また国の緊急雇用等の支援もあるようなので、当初はそのような補助金が利用できればいいと思う。
せっかくの機会である。何とかコミュニティスペースや雇用等の支援に向けて動き出せないか、その模索が今始まる。
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今年は3.11の震災を契機に人と人との関わりや絆が改めてクローズアップされた。
携帯電話などの情報伝達が発達し、一人ひとりが孤立してきている。世の中が便利で経済的、社会的な効率があがったが、人との関係を繋げているのは、経済的な利益が大きく占めるようになり、それが人を不幸にしたり、不安にする要因にもなってしまった。
グローバル化時代は止まらない。成長を批判することはできない。でも、今問われているのは成長の質や価値だと思う。
地球は有限である。本当の豊かさや幸せとは何だろうか。人間らしく生きると言うことはどういうことだろうか。
生きている実感を感じられること。それが人との関わりや絆であり、グローバリズムよりもローカリズムこそ大事だと気づき始めている。
私も新しい年に向けて、いつも走りながら考えてきた日々に、一旦立ち止まって考えてみたいと思う。