2012年12月22日
三ッ目ガードの冠水対策
今日は殿岡議員・河川課市職員と三ッ目ガードのポンプ場で待ち合わせる。
以前この冠水については、何度も県土木へ行ってその原因等を調査してきたが、問題は狢(むじな)川の容積の問題でポンプの大きさではないということだった。
しかし今回、殿岡議員からポンプの大きさを指摘され、現場の視察ということになった。
9:30~
県職員の案内でポンプ場の中を見せてもらう。
平成16年6月に写真のような冠水状況になり、TVでも放映され、一躍クローズアップされた。
その年に既存のポンプを2連~3連稼働に改造。
翌年の17年に周辺側溝の改修と補助ポンプを増設する。
それから19年度までは冠水は0件
20年1件・21年2件・22年4件・23年3件とその状況は改善されていない。
今回、この冠水問題についての話し合いに、県沼津土木事務所へ午後から行く。 多くの職員が迎えてはくれたが・・・
毎年、大雨のときには通行止めになり、「ああ、またか」という状況に本当に解決の道がないのか。
物理的にはポンプを大きくすることや、狢川の容量を大きくすることのほかには、調整池を作ることで流量のピーク時を調整することなど考えられる。
しかし、県の回答は物理的に出した数字の根拠から、今の状況は最善であり、これ以上は対応策はなく、高架化を待つしかないという。
まさかそういう言葉が返ってくるとは・・・・
「20年先まで何の解決をする気がないのか!」と怒り心頭にきた殿岡さん。怒るのは当然のこと。17年度以降、大雨の状況次第で通行止めにするだけの対策しか持たず、それが今も続いている状況は、とても納得できるものではない。
事の原因は平成12年度に盤下げをしたからで、その起因者である県は(予算もなく)打つすべはないとは・・・
盤下げをしたばかりに、車道と狢川の位置が逆転し、道路にあふれた水は直接川に流れ込まず、ポンプでくみ上げてから川に流す羽目になったわけですから。
今回、県も市もこの問題に関しては、理論上のことはともかく、市民や県民のために一緒に取り組んでみようという姿勢を示してほしかったわけで、事業認可した高架事業の完成を待つしかないという言葉は、その現状を理解しているとは到底思えず、思考停止に陥っているのかと残念に思ったのは私たちだけでしょうか?