2014年02月09日
東京の大雪2/8
8日は東京での研修でした。毎月行われている連続講座なので、どうしても出席したかった。しかし、前日から大雪警報が発令され、行ったところでいつ帰れるのか、その状況判断は結局自分で出すしかなかった。
2/9朝刊
8日の朝から既に新幹線の時間は遅れていた。有楽町の駅に到着した時は横殴りの雪で、視界は悪く、足元も非常に滑りやすくなっていた。
この日は松屋銀座のデザインギャラリーで開催されていた≪半島の台所>に行く目的もあったわけで、いつもなら有楽町駅から簡単に行ける松屋が遠く感じられた。
「半島の台所」 半島のじかん2014
島国日本には23の≪半島地域≫があるらしい。その23地域の中で、今回は沼津の戸田地域も取り上げられていた。多くない写真の中に2つの目を見張る写真があった。
海の青と高足がにの赤が目に飛び込んできた。
そして戸田の塩づくりの光景。何度も行って見慣れた作業風景がこうしてデザイナーのレンズを通すと、何とも美しい暖かな人の温もりが伝わってくるようだ。
戸田地域は、沼津市のなかで最も高齢化率が高い地区であるが、美しい自然はこの地域の人々によって守られていると感じる。それが過疎と言うならば、私は甘んじて受け入れる。
この過疎地域の美しさと人々の温かさが、これからの沼津の救世主にもなりえる可能性を感じている。しかし、それは今沼津市が目指す戸田の姿ではない。
其々の半島地域でうまれ、地域の保存食としてその技法が伝えられて、今日まで地域で育まれていたものが、今は日本になくてはならない食材のマイスターとして見直され、それを求める消費者がいる時代になってきたと感じる。
このギャラリーの空間に広がる海山川の自然の恵みに感謝する。
午後の研修を何とか受け、新幹線では1時間以上遅れたがやっと沼津にたどり着く。
今日は大船渡市の議員と私だけの出席でしたが、宿題も何とかやることができ、少し晴れ晴れ顔。しかし、一歩外に出ると吹雪で顔上げることも困難な状況であった。