2012年02月21日
沼津市議会・23年度一般会計補正予算反対討論
第4回沼津市議会定例会
今日は23年度関係の議案審議された結果の報告と、「未来の風」の一般会計補正予算の反対討論
当局側
24年度の予算審議の前に23年度最後の一般会計補正予算において審議をしたその報告が2月21日に開催。
未来の風の反対討論をアップします。
★★★議第3号[平成23年度一般会計補正予算]について反対の意見を申し上げます。
23年度の個人市民税は前年度より約8億円減額した116億円の当初予算をこの補正でまたさらに2億円の減額をしています。
対前年度より合計10億円余りの減額になり、リーマンショックの影響から、未だに個人所得額の減少が続いている状況であり、大変厳しいと言わざるえません。
確かに国から示された23年度の地方財政計画による臨時財政対策債の概算時期は22年8月末には2.8%減でその計画案を基に算定をしたと言われていましたが、その年の12月にはおおむね決定という仮起算、20.1%減という数値が示されていたわけです。
もう少し慎重にこの状況を見極めるべきであったと思います。
22年度の基金残高の半分以下にまで落ち込んでしまい、これは住民一人当たりの水準で行くと22年度は県内23市中22位という状況が、23年度は最下位ということにならないでしょうか。
この基金は言うまでもなく、経済不況等により大幅な税収減に見舞われたり、災害の発生により思わぬ支出の増加を余儀なくされた時、つまり予期しない不測の時に充てられるものです。
退職される職員のみなさんの退職手当を借金で調達するもので、その返済は10年に及びます。今の子どもたちまでその負担を求めるということになります。
この借金については、今の職員の人件費を、後年度の人にも負担させるものであって、その人たちには何ら利益をもたらしません。
これは決して是認できるものではありません。
もちろん、退職される皆さんに対しての感謝は十分ありますが、退職金を借金で充てるというそのあり方について重大な問題であると考えます。
残念ながら、見受けられません。
計画通りの区画整理を進めることは不可能な状況であることを認識しなければなりません。