2012年12月16日

12/4・議会の一般質問

 遅ればせながら12月4日の一般質問の報告です。


1・母子生活支援施設・野菊園について


 県東部に1つしかない母子生活支援施設の必要性を市長に問う! 



 



戦後、生活に困窮する母子に住む場所を提供した「母子寮」は、近年では、DV被害者や虐待を受けた児童の入所が半数以上を占め、「母子が一緒に生活しつつ、共に支援を受ける唯一の児童福祉施設であり、社会的養護を担う施設」です。


静岡県下3か所:浜松市・静岡市・沼津市 


財政難から施設廃止に向かう危機!        


特に公設公営施設は、行政の財政難のため、老朽化した施設の建て替えを見送り、入所を絞って廃止に向けて定員を減少させている?


 


母子世帯の現状と課題  


全国 (23年度)      


         母子世帯   父子世帯    


●世帯数     123.8万世帯  22.3万世帯   


理由 離婚    80.8%    74.3


   死別    7.5%     16.8


母子・父子になった時の年齢 33才(母)  38.5才(父)  


●児童虐待相談件数 全国206か所の相談所の対応件数:59,862


 沼津市


母子世帯 1,919世帯/89421世帯(2.2%)


離婚率は県下で2番目に高い


●女性相談窓口(社会福祉課)


相談件数 154人 


夫等の暴力が半数以上


3040代が6割以上を占める


●市民課


住民票・戸籍のブロック 54


8割は夫からの暴力


 


課題:年々DV被害者は増え続け、母子世帯の低年齢化と育児困難が進む。


   貧困や虐待の連鎖を防ぐ取り組みが必要。


 


沼津市にある野菊園は公設公営で運営されている。しかし、昭和47年に改築後、40年以上経過し大変古くなり、来年、公設民営の建替え計画がある。


しかし、本当に建替えるの?


 


今、多くの自治体が財政難のために社会的養護を担う施設が廃止傾向にある。


 


17都道府県で最低の施設数


47都道府県に270施設あり、人口200万人以上の17都道府県の中では静岡県が最も少ない。人口200万人台の県でも6施設以上だが、静岡県は人口370万人ありながら3施設しかない。そのうちの1施設は沼津市にあり、公設公営で頑張っている。


 


施設の必要性について 市長答弁


野菊園の存在そのもの、特にDV被害にあわれている母子家庭等には、何とかしてあげたい気持ちです。その存在は大変重要なものであると認識している。


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この問題を取り上げる前に、いくつかの施設を視察する。その一つに新宿区にある「かしわヴィレッジ」に女性議員と一緒に見学。DV被害等で避難してきた母子世帯と言うこともあり、セキュリティは大変厳しい。


 



都心ではあるが、閑静な住宅街の老人施設の一角にある。


都心にあるため、就職先は見つけやすく、そこから通勤しながら、母子の自立を目指している。


 


 



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Posted by 山下ふみこ at 22:48│Comments(0)議会
 
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