2012年12月16日

新「キラメッセぬまづ」の指定管理者決まる

 キラメッセぬまづの指定管理者決定!



 


総事業費44億6500万円+借金の利息5億円=約50億円の莫大な事業


内訳:国庫補助金  156600万円


   地方債(借金)252700万円(20年償還)



   一般財源(税金 37200万円



  総額      446500万円


 利息      約5億円 


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 指定管理料・コングレ・コンベンション静岡グループへ支払う


25年度(市のみ)  4000万円(光熱水費:キラメッセ2900万円見込む)


26年度(県・市)  1.2億円(光熱水費:キラメッセ3400万円・会議場5900万円)


27年度以降     1億円(光熱水費:キラメッセ3400万円・会議場5900万円)


 


 この指定管理は利用料金制度を採用するため、沼津市が支払う指定管理料のほかは、コングレコンベンション静岡グループが施設の利用料金と自主事業をすることによる収入を財源として管理運営業務を行う。


 つまり利用率が上がれば、利用料収入は上がりますが、基本的にはその収益は事業者のものです。


 


建物にかけた事業費の回収はどうするのでしょうか?


 


稼働率が73%で非常に素晴らしい実績を残した旧キラメッセでさえ、その運営は赤字であり、建設費用でさえ捻出できない状況でした。


旧キラメッセの借金返済はまだ1.2憶円ある。(借金総額8.8億円・15年償還)


 


新施設にかかった事業費は旧キラメッセの4~5倍。


返済を20年償還で考えると、およそ1.5憶円を毎年返済していかなければなり。


 


(施設をグレードアップし、施設の規模が大きくなった分だけ,その運営や維持管理に大きな困難さが予想されます。)


 


本来ならば、その運営による収益は借金返済に繋がると考えるのが一般的な考え方だと思います。


 


この施設が人、物、情報の交流によって「まちの賑わい」を高めるとともに、新たな企業誘致の誘発や地域経済の活力に果たしてどれだけの経済波及効果を及ぼすでしょうか。


この事業の費用対効果が1.5億円(借金返済額)+0.5憶円(指定管理料)=2億円


少なくても年間2億円以上の経済効果をもたらさなければならないはずです。


 


展示場施設をグレードアップし、施設の規模が大きくなった分だけ,市民の負担がまた増えてしまったのではないかと思っています。


 


事業計画が東部地域全体の経済波及効果と市民の暮らしにどのような相乗効果をもたらすでしょうか。


 


厳しい財政状況にある沼津市にとって、また一つ大きな荷物にならないように、民間のノウハウに頼らざる得ないのが本音でしょうか?



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Posted by 山下ふみこ at 23:12│Comments(0)議会
 
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